2025年8月〜9月、横浜の大倉山にある福祉事業所「アートかれん」でワークショップをおこないました。
これは、福祉事業所を地域にひらくことを目的とした団体「こくらやま実行委員会」が主催する企画「「さくひん」をえんじなおす」の一環で実施したものです。
全4回のワークショップは、大倉山のまちを密やかにほぐす小人たちをイメージし、「こくら山ほぐし会」と名付けてみました。
「アートかれん」のギャラリー空間にマットを敷いてゴロリとくつろぐところからはじめ、小声で歌ったり、街角に出てちょこっと踊ったり(名付けてwindow dance!)と、メンバーさんや一般参加のかたたちと体を交えながらの遊びをしました。また、まちを散歩しながら、あちこちでシャボン玉を吹いて踊ったり、まちを象徴する大倉山記念館の建物と即興したりもしました。
ナビゲーター:古川友紀
サポートアーティスト:大崎晃伸
主催:こくらやま実行委員会
助成:横浜市地域文化サポート事業・ヨコハマアートサイト2025







window dance
こくら山よもやま話(ワークショップを終えて)
「さくひん」をえんじなおす
期待された役割から一旦降りてみる
口癖を何度も稽古する
言葉にした感情を生煮えに戻す
もらった名前を忘れてみる
「アートかれん」をえんじなおす
さて、どうやって・・・
まずは舞台を探検しよう
レモンロードに面している
表はギャラリー、裏はアートな手仕事工房
二つの空間を区切るのはナナメの壁
工房の地面には小さな坂がある
昔文具屋さんだった名残の坂
初めて足を踏み入れたらほんのちょっと驚くかも
毎日アートかれんに通い詰めると
この坂まるごと「アートかれん」になってくる
小さな坂が身体に入っているなら
つまずいたり転んだりすることは、もうない
「アートかれん」をえんじなおす
この坂と遊んでみる
なんならつまずいて転ぶ練習をしよう
そのためには小さな坂のサイズに見合う
小さな人にならねばならない
えんじなおすための肌理を知る
こくら山小人に
こくら山小人は
ラジオ体操を鼻歌で奏でた
ストリートに出てちょこっと踊った
シャボン玉を吹いた
一度吹いたらやみつきになった
シャボン玉は風にのって消えていった
「さくひん」をえんじる
期待に応じる
ためらわず口癖を連呼する
不確かな感情を言葉にする
名前をいう
古川友紀