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古川友紀

ダンサー、散歩家。

1987年京都府生まれ。神奈川県在住。

立命館大学文学部で美術史を学ぶ。2007年、京都国立近代美術館が主催するサウンドアートの展覧会「ノイズレス 鈴木昭男+ロルフ・ユリウス」の関連プロジェクト「facing/向かい合うために」に参加し、アーティストの作品制作の現場を知る。その後、2008年よりダンスをはじめ、現在までさまざまなダンスワークショップや公演に参加しながら、自身の踊りを探求している。

2011年、Dance&Peopleによるダンスワークショップに出会い、障害のある人、ない人、様々なひとと共に踊ることを模索しはじめる。

2015年よりフランス人振付家レジーヌ・ショピノによるプロジェクト「PACIFIKMELTINGPOT」に参画。研究と創作のメンバーとして日本やニューカレドニア、フランスでのツアーに出演する。この作品を経て、呼吸・発音・言葉・歌唱から生まれる体の動きを拠り所としたダンス作品の創作をはじめ、これまでに「たいないながれうた」(2015年)、「文(かきことば」(岸井大輔戯曲、2017)などのソロ作品を発表している。

また、2016年~2019年まで大阪大学博物館が主催するファシリテーター育成事業「記憶の劇場」のプログラム「TELESOPHIA」の企画メンバー・講師として、震災や災禍の記憶に上演や展示からアプローチする活動を実施(主要メンバーは美学研究・舞踊家 富田大介、演出家 伊藤拓、民俗芸能の研究者 山﨑達哉ら)。この発展版として、社会学者とのフィールドワークや研究会をもとに制作した街歩き上演「おもいしワークショップ」がある。

以降、歩くという素朴な行為のなかにある、運動の持続と世界の受けとめ方に関心をもち「ほろく(歩 録)」と題した映像、インスタレーション、パフォーマンス作品の制作を展開している。2020年にExhibition/Performance「歩 録」を京都で発表した。

近年は、美術家や音楽家とのコラボレーションも多数行っている。

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